アンカーウインチ製作 その2 2012年2月16日(木)
2012年 02月 16日
今日は、電動アンカーウインチの製作に必要な部品を揃える為、
ホームセンターと釣具屋さんをまわっていました。
ホームセンターは違う系列で3軒ほどまわりました。
☆ゼファーボート/ZPL250Light DX-Hに付属しているバウモーターブラケットDXです。
このバウモーターブラケットDXを利用して電動アンカーウインチを製作します。
※実際にはアールのついているパイプの部分にボートのチューブが有る事になります。
モーターブラケットDXとはどう言うものか?・・下記サイトをご覧下さい。
http://www.zephyrboat.jp/boat/zpl250lightdx.html
☆ホームセンターを駆け回って集めたパーツ類です。
DIYでは定番のイレクターパイプと、そのパーツを応用します。
☆モーターブラケットDXのパイプが細いので、発泡エンビ板をパイプに巻きました。
使用した発泡エンビ板は、ロッドホルダーを製作した時の残り物です。
発泡エンビ板をヒーティングガン(ドライヤーみたいな格好をしています)を使って
焦げない様に熱します。
柔らかくなったところでパイプに巻きつけます。
☆モーターブラケットDXのボードの中央にイレクターのプラスチックジョイントパーツ
J-103をねじ止めして、そこにイレクターパイプを差し込みます。
写真の手前の部分は、イレクターのプラスチックジョイントパーツJ-13Bを使って
イレクターパイプとモーターブラケットDXのパイプをジョイントしています。
白っぽく見えるのが、パイプに巻きつけた発泡エンビ板です。
この発泡エンビ板が無かったらサイズが合わずガタガタの状態になります。
☆横から見るとこんな感じです。
☆イレクターパイプにリールシートを取り付けました。
リールシートだけでは弱いので、
ミヤエポック800に付属していたクランプを取り付けました。
これでシッカリとイレクターパイプにリールがセットできました。
☆バウモーターブラケットDXに取り付けた状態です。
出来上がってから気付いたのですが、この状態ではリール側が重いので、
ボートのチューブからモーターブラケットDXが抜けてしまうのではないかと想像できます。
実際に座った位置からリールが操作し易いようにと思い
この位置にしてみたのですが、これはちょっとマズイかもしれません。
☆早速手直しをしてみました。
モーターブラケットDXの構造パイプより手前にリールシートを増設しました。
この位置ならリールの重心がゴムボートのチューブの真上に来るので
モーターブラケットDXが抜けてくるという様な事は起きないのではないかと想像できます。
この位置のほうが良いと言う事が判明したら、イレクターパイプを短くして作り直します。
☆モーターブラケットDXのボードの上部に
滑車を応用したアンカーロープガイドローラーを取り付けました。
この部分はかなり力が掛かると思うので丈夫な造りの滑車を使用し、
6mmのステンレスねじで2箇所固定しました。
☆斜め上から見たらこんな感じです。
アンカーロープガイドローラーは、上部を囲った構造になっています。
この様な構造の滑車を使用すれば、アンカーロープがローラーから外れてしまう
という様なトラブルは回避できると思います。
☆5kgのマッシュルームアンカーを吊り下げてリールを巻いてみました。
5kgのアンカーが楽々と上がってきます。
さすがにこのリールは力持ちです。
☆前面の上から目線で撮った写真です。
☆横から見たらこんな感じです。
これでとりあえず完成と言うところですが、
実際に海に持っていって使ってみないと判らない部分が多いと思います。
最終的には接着する部分も、現段階では部分的に作り直さなければならない
かもしれないので一部は仮止めにしてあります。
アンカーロープは、3mmのPPロープを実際に巻いてみましたが、
100mがギリギリ巻けるかなあ、という感じでした。
ある程度は人間の手でもロープの回収が出来る様に
3mmのクレモナロープを使うという事も考えました。
しかし、モーターの力でアンカーロープを巻き上げるので
リールのスプールにかなりきつくロープが巻かれる事になります。
そのロープに海水が含まれるので、どのような力がスプールに掛かってくるか判りません。
真鯛釣り用に使っていたリールで実際に起きた事例ですが、
フロロカーボンを道糸として巻いて使っていたら、
実使用を重ねるうちにスプールが壊れてしまった、と言う経験をしています。
これは、水分を含んだフロロカーボン糸が乾燥していく段階で縮んで、
ギューッとスプールを締めて行くので、その力でスプールが歪んで壊れるのだそうです。
色々と考えましたが、やはりリール用として実績の有る糸を巻いたほうが良いのではと思い
最終的には30号のPEラインを使用する事にしました。
これで実際に海で使用してみてどの様に感じるかですね。
ただ、この糸ではアンカーが根掛かりした時に手で引っ張る事は出来ません。
PEラインの30号と言えど、手で引っ張ったら指などに怪我をしてしまうと思うので、
ラインブレーカーみたいなものを船に積んでおく必要が有ります。
さて、出来上がってから思った事ですが、結構大袈裟なものになってしまいました。
ボート釣りから帰ったらどこへ置いておこうかなあと思うぐらいです。
でも、アンカーを巻き上げる労力のことを考えれば仕方が無いですね。
しかし、このリールはデカイだけの事は有ります。
巻上げ力に余裕が有ります。
おそらく海に持っていっても、快適にアンカー操作が出来るようになると思います。
次回の2馬力ボート釣りでこの電動アンカーウインチの使い心地を
報告いたします。
それではまた。