ステンレスアンカー別バージョン製作。2013年10月31日(木)
2013年 11月 01日
ステンレスアンカーの別バージョンを作ってみました。
★餃子返しと言うかターナーと言うか、
ちょっと丈夫そうなステンレス製のヘラを厨房器具売り場で買ってきました。
ちょっともったいないような気もしますが、持ち手の木部を外します。
★これも、またまたもったいない様な気もしますが、持ち手部分を切断します。
この後に、小さな穴の部分を12mmの穴に拡大します。
★ステンレスパイプと、12mmのステンレス長ボルトに、5.2mmの穴を開けました。
★ステンレスパイプとステンレスボルトに、5mmのステンレス丸棒を貫通させて、
突き出ている12mmのボルトにステンレスのヘラ(ターナー)を2枚差込み、
その上からステンレス製12mmのアイナットを取り付けます。
この写真でも判ると思いますが、ヘラ(ターナー)の厚みは、1mmほど有ります。
手で曲げようとしてみましたが、けっこう丈夫です。
★アイナットをシッカリ絞めこむと、この様になります。
★ステンレスアンカーの軸部分は、アンカーの爪部分の長さの2倍ぐらいが良い
と船長から聞いたので、だいたい2倍ぐらいの長さでステンレスパイプもカットし、
ボルトはそれより少し長めにカットして、反対側にもアイナットを取り付けました。
これで、ちょっとアンカーらしい格好になってきました。
あとは、各部を溶接かなにかで固定すれば完成です。
★斜め上から撮ったアンカー部。
★横から撮ってみました。
★もう少し違う角度で撮ってみました。
★アンカー全体の姿です。
今回は、ちょっと遊びで作ってみましたが、案外これが良い感じで使えるかもしれません。
難を言うと、ちょっと大きくなりすぎた、と言う事です。
それぞれの部位をなんと言うのか判りませんが、
5mmのステンレス丸棒の部分は、3mmぐらいの棒にしようと思ったのですが
あまりにも強度が無さそうに感じたので5mmにしました。
5mmの丸棒なら、手で曲げようと思えば曲がります。
6mmの丸棒は、相当な力を入れないと曲がりそうにないです。
3mmの丸棒は、ちょっと力を入れただけで曲がってしまいそうです。
特に、5mmと6mmの差は、相当違う感じがしました。
爪部分になるヘラ(ターナー)は砂地や泥底で効きそうですし、
アンカーを上げる時はスリットから泥が流れて水切れが良さそうです。
問題は岩礁帯です。
先っぽの格好が平たいので、岩場に掛かり難いかもしれません。
スリットの無いヘラを使って、先っぽをカットして三角形にしたら良かったかもしれません。
ヘラ(ターナー)の部分は、やや弱そうに感じますが、
KAYAK340程度なら効くのではないかと思っています。
その代わり、岩場に引っ掛かって取れなくなっても
強く引けば伸びて外れてきそうです。
てな訳で、また変な物を作ってしまいましたが、
これも、多分使い物にならないでしょうねエ。
でも、色々頭で考えて、作ってみる事が好きなので、なんともなりません。
大きそうなヘラですね。まさかアンカーの一部になるとは、、、日本初?いや世界初かもしれません(笑)
色々考えて工夫するのは楽しいです。うまくいけばさらに楽しいです。釣りと同じですね
今回のアンカーは、どうなるかしら?
と思って作ったのですが、どうやら失敗の様です。
今日、裏庭で、物を岩に見立ててアンカーを引っ掛けてみました。
その後引っ張ってみましたが、ヘラ部分がフニャッと曲がって
外れてしまいました。
問題は、その力がボートを止めるほどの力が有るかどうかですね。
まだ溶接をしている訳ではないので、
分解して作り直しするなら今のうちです。
でも、せっかく作ったのだからちょっと試してみたいし・・・・、
微妙な気分です。
でも、ヘラを使うなんてバカな発想は、本当に日本初かもしれません(笑)。
こんな物でも作っている時は、けっこう楽しいですよ。